こんにちは141coffeeの石井です。
カフェで働いていると、年配の方からは「モカちょうだい」と言われ、若者からは「カフェモカ、ホットで」と言われます。モカとカフェモカ、名前は似ていますが、全く違う商品です。
そこで今回は「モカ」豆のほうのモカをピックアップしてご紹介したいと思います。
カフェモカとモカコーヒー

まずは違い
カフェモカは、チョコレートとエスプレッソの甘いドリンクになります。アメリカ生まれのドリンクです。
豆のほうのモカはカカオに似た風味を持つコーヒー豆です。
今回は豆のほうのモカを詳しく見ていきたいと思います。
モカ
モカはもともと港の名前から来ています。
イエメンの左下のほうにある紅海の入り口にある港です。
15世紀ごろからコーヒー豆が収穫されるようになり、ここの港から出荷されるようになりました。コーヒー豆の原産はエチオピアですが、一度モカ港に運んでから輸出していたようです。
17世紀には全盛期を迎えますが、18世紀のペストの流行で半数の人がなくなり、衰退していきました。
現在はコーヒー豆を輸出していないそうです。観光や漁業をしているそうです。
イエメンのモカとエチオピアのモカ
モカの名前は現在ブランドになっています。
かつてのモカ港ではエチオピア産の豆とイエメン産の豆を取り扱っていたため、両方ともモカと呼ばれていました。現在は
イエメン産は(モカ・マタリ)
エチオピア産は(モカ・ハラー)(モカ・シダモ)
などと呼ばれています。エチオピア産は収穫地名をつけるためまだまだ種類があります。
モカコーヒー全体の特徴として、フルーティーで力のある味が特徴です。酸味が強く、独特の風味があります。この味を生かすため、浅煎りの焙煎をよく見ます。
まとめ

モカ、カフェモカの違いは
モカは豆
カフェモカはチョコレートコーヒー
です。
モカは年配の方は良く飲まれる印象です。独特の風味があって好き嫌いが分かれるところではありますが、ぜひ一度飲んでみてください!