コーヒーといえばカフェインを思い浮かべる方も多いはず。
しかしカフェインにはデメリットもあり、人によっては体調を崩すため、飲めない方もいます。
そんな、カフェインが飲めない方に向けてカフェインを除去したものが、『デカフェ』と呼ばれています。
しかし、本当にカフェインレスを除去した飲み物は安全なのでしょうか?そして、カフェインの除去方法などの安全性に問題はないのでしょうか?
本記事では主に『デカフェ』として販売されることが多いコーヒー(カフェインレスコーヒー)に焦点を当て解説していきます。
デカフェとは?
『デカフェ』とはコーヒーに含まれるカフェインを特殊な製法で取り除いたもの。別名『カフェインレスコーヒー』または『ノンカフェインコーヒー』と言います。
主にコーヒーに対して『デカフェ』と呼ばれることが多いですが、お茶や紅茶などもカフェインが除去されている場合は『デカフェ』と呼ばれます。
カフェインが含まれないので、カフェインの摂取ができない人もコーヒーを楽しめる方法として人気がある『デカフェ』。
でも安全性など気になりますよね?
そこで、カフェインレスコーヒーの効果や安全性、メリットやデメリットをまとめました。
『デカフェ』のメリットとデメリット

デカフェのメリット
デカフェの大きなメリットとして挙げられるのが、カフェインによるデメリットがない事。
カフェインのデメリットとしては、摂取量が多い場合、不眠症やめまい、頭痛などを引き起こすことが挙げられる。
また自律神経を活発にするため、睡眠前に飲んでしまうと不眠症の原因にもなる。
カフェインには過剰摂取によるカフェイン中毒も確認されており、胃痛、胸やけ吐き気などの身体的な症状から、落ち着きがなくなる、不安、緊張感などの精神的な症状も確認されている。
これらのデメリットがなくコーヒーを楽しむことができるため、カフェインが体質的に飲めない方や夜にコーヒーを飲みたい方にデカフェはおすすめできる。
デカフェのデメリット
デカフェにはカフェインがコーヒー豆から除去されるため、豆自体がカビに弱くなるというデメリットがある。
コーヒー豆に含まれるカフェインは自然の抗菌作用として働いているが、カフェイン除去をしてしまうと抗菌作用が失われるためカビやすくなる。したがって、デカフェのコーヒー豆を購入する際には管理体制のしっかりしたコーヒー豆を購入するのをお勧めしたい。
カフェインレスコーヒーの効果、効能

コーヒーの良い成分である『ポリフェノール』は含んだまま『カフェイン』を除去しているため、デカフェのコーヒーは健康にもよい。
糖尿病予防の研究によると、カフェイン入りとカフェインレスのコーヒーの差はほとんど見られず、コーヒーを飲むと25%ほど糖尿病になりにくいとされていました。
アンチエイジング効果、血糖値上昇を抑える働きもあるため、カフェインレスのコーヒーは健康に良いといえそうです。
カフェインレスコーヒーのカフェインの除去方法

よく見かけるカフェインレスコーヒーとしては
水だけを使ってカフェインを除去している スイス式水抽出法
二酸化炭素を使用してカフェインを除去する超臨界二酸化炭素抽出
が挙げられます。
スイス式水抽出法の場合、水で除去するため、コーヒーの成分も抽出されてしまい、うま味が残らなくなるそうです。
しかし、比較的安価で水だけなので安心感があります。
超臨界二酸化炭素抽出は設備が高価でコストがかかるそうですが、味の低下が少なく、優れたカフェイン除去方法といえそうです。
カフェインレスコーヒーを購入する
カフェインレスのコーヒーはいろいろありますが、一番のおすすめは何といってもマウントハーゲン。
オーガニックでカフェインレス。味もいしく文句ありません。
非常に評価も高く、人気のある商品です。
マウントハーゲンはスティックタイプもあります。
カフェインレスと似たパッケージでカフェイン入りもあるのでご注意を。
uccのカフェインレスもおすすめです。
価格帯も安く、毎日飲むにはおススメです。
こちらはペットボトルタイプ、粉、ドリップパックなど様々な形で販売しているので、普段飲まれている形を選択しやすいのもうれしいポイントです。
まとめ 最近のデカフェコーヒーは美味しい

デカフェのコーヒーは近年まで製造過程の問題で、味に問題があるとされていましたが、技術の進歩とともに味も格段に進化してきました。
デカフェコーヒーは『カフェインがないコーヒー』というだけで安全でおいしいコーヒーといえます。
普段コーヒーを愛飲している方でカフェインによる不眠やだるさなどがあれば、カフェインレスコーヒーにするのもいかがでしょうか?